オーストラリアに発つ前日。。。。。
私は非常事態に直面していた。
そう。。。。荷物重量制限があるらしかった。
荷物が重量オーバー。
海外旅行には、
航空会社や座席クラスによっても違うが、制限は20キロだった。
今考えれば、大半は置いていっていいもの、
むしろ、全くいらないものだったと思う。
しかも、そんなキッチリ20キロ
みたいにしなくても、1〜2キロくらい、どうってことなかったのだ。
しかし、私にとっては、初海外。
しかも、荷物はライフラインの確保に関わる物たちだった。(と信じていた)
うちの体重計はデジタル式。
重量が制限されてるったって、いったい今、荷物が何キロだかわからない。
私と母は、10キロの米の袋ふたつと、
スーツケースを交互に持ち上げて、
「いや!!ぜったいオーバーしてる」
「いや、ギリだから。いける、たぶん」
などと、とてつもなく無意味な行為を2時間半にわたって繰り広げていた。
20キロジャストにこだわるくせに、
計量方法が大雑把過ぎる。。。。。。
終いには決着がつかなくなり、
ばあちゃんちから、アナログ体重計を借りてくるしまつ。
そして、
「ほ〜らみろ!!21キロじゃん。無理!!これじゃ乗れないから!」
とか言って、たった一キロの減量に知恵をしぼり、
当日は20キロ、ほんとにジャストのスーツケースを持参し、空港へ向かった。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
しかし、仲間の女子たちのスーツケースは、
明らかにすべて20キロ越えだった。
見るからに横綱級。
そして男子。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。?
明らかにライト級。
そして次の瞬間、係りの人が
全部いっぺんにスーツケースを量っている!!!!
係「いいんですよ。団体は。数人の人が軽ければ、重い人がいても大丈夫!」
ちょっとおおおおおおおおおおおお!!!
あたし昨日量ったんだけど!!!!
しかも米でっっっ!!!
みてよ、この芸術的20キロ!!
ジャストなんだから。
でも、そんな心の叫びもむなしく、
その他大勢のなかの一つとして
マイスーツケースはコンベアーで運ばれていった。。。。。
私たちは、ナチュラルハイだった。。。(と思う)
これからコアラの楽園へ向かうのだから当然。
離陸の時には
「お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
という、歓声をあげている者も居た。
私は天邪鬼のため
「フン、離陸ぐらいで騒ぐな」
というふうを装っていたが、
実は一番騒ぎたかった。
私はといえば、友達もいなかったし。。。。。
映画をひたすら見ていた。
極度の心理的テンションのために寝付けず、
日本語をしゃべっているにも関わらず、
CAにはチャイニーズに間違えられ、
ひじで誤ってコールボタンを3回押し、
出入国カードの記入注意を聞かずに記入を間違え、
代わりの紙をもらったりしていた。
それにもかかわらず、審査の紙の「食品」の欄に、
正直に
「アメ」(しかも一粒)
と書いたため、
現地では、審査の列に延々の並ぶ羽目になり、
まだよく知らないグループの皆に迷惑かけるなんて、
その時はまだ考えていなかった。。。。。。。

